熊本大学 法学部2016
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Kumamoto University Faculty of Law 刑法、民法など、法は私たちが生活していく上で、欠かすことができないものです。私は、法を身近に感じることができたからこそ、4年間興味をもって勉強することが出来ました。法学は理論的なものなので、感情論で語ることができず、正直苦労することも多かったのですが、法を学んでよかったと思っています。それは、社会人になってから感じたことです。 卒業後、製薬会社で働いています。法学と直接関係ないと思っていた製薬会社でしたが、入社してみると、独占禁止法、景品表示法など、仕事に密接に関わる法が多くあり、大学で4年間勉強した知識が活かせていけると思います。法学はあらゆる分野に関わるので、勉強する価値があります。小出 莉央(大塚製薬株式会社:山崎ゼミ)卒業生からのメッセージ17 私が熊大法学部に来て良かったと思うことは、法律と経済の勉強を両立することが出来たことです。授業で法律、ゼミで経済を学ぶことで、視野が広がり、社会に対するバランス感覚を養うことが出来ました。バランス感覚を身につけることによって、社会に対してアンテナを張り巡らすようになれたとも思っています。 私は、学内の就活サークルのリーダーをやっていたので、全学の就活イベントの代表も担当することになりました。社会に対して情報をキャッチしようという行動力を持てたことで、すべての面で良い方向に歯車が回り、充実した学生生活を過ごすことが出来たと思います。 是非、皆さんも法学部で今まで経験したことのない成長を実感できる4年間をすごしてみませんか?藤島 弘併(株式会社安川電機:朝田ゼミ) 法学部は「良質な無駄」を過ごせる場所です。私はゼミにおいて、自分の興味のあった地域差性というテーマを選択し、学んできました。3年生、4年生で違うゼミに所属していましたが、2年間同じ勉強を続けることができました。この研究が就職して働くにあたって直接的に役立つスキルや知識につながっていたとは思えません。しかし、一つのテーマを最後まで追い続けられたことは「やりたいことをやりとおした」という大学生活の自信になっています。 4年という月日はあっという間です。「良質な無駄」ができるのは大学生の特権です。後悔のないよう勉強でも遊びでも夢中になって「これを頑張った」と言える学生生活にしてください。(※若曽根健治名誉教授は2009年3月に定年退職)溝上 リサ(関西電力株式会社:若曽根ゼミ※)成績優秀学生表彰(11頁参照)

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