熊本大学 法学部2017
21/24

 4年次の5・6月に国・県庁・政令都市の試験があり、8月に市町村の試験があります。 試験科目は一般教養と法律系科目・経済系科目です。 筆記試験に合格した者から面接によって最終合格者が決ります。 法学部での勉強は受験科目と一致しています。公務員 修士課程が2年、その後の博士課程が3年で、博士課程は研究者の養成が中心です。 修士課程に進学する場合、4年次の9月と2月に各大学院で入学試験があり、受験科目は専門科目と面接です。 公務員受験や司法書士のために修士課程に進学する人も多くいます。 もちろん、修士課程修了後に民間企業に就職する人もいます。大学院進学 法曹(裁判官・検察官・弁護士)を目指す場合、法科大学院を修了するか、司法試験予備試験に合格しないと司法試験の受験資格が与えられません。 法科大学院の入試は、まず5月末~6月初旬に実施される適性試験(大学入試のセンター試験に該当)を受けた後、8月以降に行われる各法科大学院の入試(大学入試の2次試験に該当)を受験するという流れです。 何れの試験も法律科目の問題ではなく論理展開を試す問題が出題されます。 法科大学院は3年が標準コースで、2年間の短縮コースもあります。 短縮コースを希望する場合、入学試験とは別に各大学で法律の専門科目試験を受け合格する必要があります。法科大学院(ロースクール)20就職活動民間企業公務員試験公務員(国家公務員・地方公務員)大学院進学研究者・資格取得・就職など適性試験・大学院試験法科大学院司法試験法曹法学部熊大の大学院■社会文化科学研究科 熊本大学には、法学部における法学と公共政策学教育をさらに高度化し「現代社会が直面する諸課題を発見・分析・解決するために必要な幅広い知識、高度の理念及び調査分析能力を備えた法政策形成能力を有する人材」の養成を目指して、大学院社会文化科学研究科が設置されています。 同研究科には博士前期課程と博士後期課程があり、前期課程のうちの「公共政策学専攻」には、公共政策を担う専門家のための「公共政策専門職コース」と政策学の研究を目指す「政策研究コース」があります。また、「法学専攻」には、高度職業人(司法書士・税理士・社会保険労務士等)を要請する「法律系専門職コース」と教育研究職希望者・公務員・企業法務担当者等を要請する「法学研究コース」があります。学生定員は、「公共政策学専攻」が13名、「法学専攻」が12名です。 紛争マネジメント担当者を養成する「紛争解決・組織経営専門職コース」もあります。 前期課程修了後、研究教育職を目指す学生、あるいは、より専門的な研究を希望する者のために設置された博士後期課程では、「人間・社会科学専攻」のなかの「公共政策学領域」、「法学領域」において、法学・公共政策学のさらなる学問・研究を行うことができます。大学院試験

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です