教員紹介

氏名 池田 愛 (いけだ めぐみ)

専攻 民事訴訟法

研究テーマ

判決手続(主に既判力の主観的範囲)

略歴

2012年 同志社大学大学院法学研究科前期博士課程修了
2015年 同志社大学大学院法学研究科後期博士課程退学
       同年 熊本大学法学部講師

自己紹介

 民事訴訟法といえば、実体法上規定されている権利義務を実現するための方法を定めているとても大切な法律です。しかしながら、民事訴訟法には、抽象的で分かり辛く、とっつき難い印象があるということも否めないところです(少なくとも、学部時代・民訴ゼミに入る前の私にとってはそうでした)。特に、民事訴訟法は訴え提起から判決が出されて確定するまでを一連のものとして規定している【手続法の「円環的構造」ともいわれます】がゆえに、民事手続全体の流れが把握できていないと理解が難しい学問です。それゆえに、民事訴訟法を初めて学ぶ時には、あたかも霧のかかった道を進むが如く、なんとなくぼんやりとしか分からないという印象を抱きがちです。しかしながら、全体を学習し手続の流れを把握した後にもう一度最初から勉強すると、徐々に霧が晴れて各論点の繋がりが見えるようになり、個々の論点に関するより深い理解が得られるようになるといった面白さを実感することができるのではないかと思います。学生の皆さんにも、このように(噛めば噛むほど美味しいというわけではありませんが)勉強すればするほど面白くなるというような、民事訴訟法のスルメ的な魅力を実感していただけるよう精一杯努力して参りたいと思います。

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