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オープンキャンパスと体験入学を開催しました。

 8月8日(土)に、オープンキャンパスと法学部体験入学が実施されました。連日の猛暑が続く中、多数の高校生の皆さんにご参加いただき、ひときわ暑い1日となりました。
 オープンキャンパスには、2つの大講義室が満席となるほど多くの方々にご参加いただきました。オープンキャンパスでは、熊大法学部のアドミッション・ポリシー(どのような人を求めているか)、法学という学問領域の意義や性質(何を学び、いかなる能力を身につけるのか)、卒業後の進路などについて、説明が行われました。さらに、4名の在学生を招き、座談会も行われました。勉強、部活・サークル活動、一人暮らしといった大学生活から、大学受験に向けたアドバイスまで、貴重な情報が得られたことと思います。
 体験入学には、約180名の高校生にご参加いただき、模擬講義と少人数授業(ゼミナール)を実施しました。模擬講義では、「刑法において報復はなぜ許されないのか」というテーマのもと、「報復」や「許す」という言葉の意味や、「報復」と「正当防衛」(刑法36条)との違い、報復を許せばどのような社会になるのか、強い報復感情を抱きがちな犯罪被害者遺族とどう向き合うべきか、犯罪者に刑罰を科すという作用にいかなる社会的含意があるのかといった点について、講義がなされました。少人数授業では、それぞれ20名程度のクラスに分かれ、特定のテーマについて、全員で議論してもらいました。
 法学部は、六法全書を暗記し、知識をただ詰め込むのでなく、社会に生起する多様な紛争を公平、公正、正義といった観点から広く多角的に分析した上で解決を図るための能力を身につける場所だといわれます。オープンキャンパスと体験入学を通じて、「法学部=社会科=暗記モノ」というよくある誤解が解消されるとともに、一段深い魅力が伝わったのではないでしょうか。
 今回のイベントが高校生の皆さんの大学・学部選びの参考となり、ひいては熊大法学部に対する「興味」から「志望」に変わるきっかけとなってくれることを願っています。暑い中、皆さんお疲れさまでした。

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