授業の 概要 |
本講義は、熊本の社会的課題(紛争)について、その解決を図るための具体的な取り組みを概説するものです。 具体的には、① ハンセン病差別、② 内密出産、③ 災害法制といった問題を取り上げています。 |
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各回の授業テーマと内容の概略 | |||
授業回 | 授業テーマ | 内容の概略 | |
【講義の概説(実践社会科学について)】 | |||
1 | 熊本の社会問題と実践社会科学 | 本講義の全体テーマである熊本で生起している社会問題の概要と実践社会科学の手法について概説します。 | |
【ハンセン病差別問題について】 | |||
2 | ハンセン病訴訟の意義と課題 | 熊本におけるハンセン病訴訟を政策形成に至らせた取組みを中心にお話ししていただきます。 | |
3 | 今も続くハンセン病差別被害 | 2001年の、「らい予防法」違憲国賠訴訟判決後も続く、ハンセン病差別とその克服に向けた取り組みの在り方についてお話ししていただきます。 | |
4 | ハンセン病家族訴訟について | 熊本地裁で2019年に国に損害賠償が命じられた、ハンセン病家族訴訟についてお話しします。 | |
5 | ハンセン病差別問題とその克服に向けて | 3回に渡るハンセン病差別問題に関する講義の総括に基づき、その克服の方法についてお話しします。 | |
【内密出産問題について】 | |||
6 | 内密出産をめぐる法的問題 | 熊本における内密出産の法的問題についてお話ししていただきます。 | |
7 | ドイツにおける内密出産について | ドイツにおける内密出産制度についてお話ししていただきます。 | |
8 | こうのとりのゆりかごについて | 熊本の慈恵病院が取り組んでいる、こうのとりのゆりかごについてお話しします。 | |
9 | こうのとりのゆりかごと内密出産をめぐる行政の対応 | こうのとりのゆりかごと内密出産をめぐる熊本市の対応を中心にお話ししていただきます。 | |
10 | 内密出産問題への取組みに向けて | 内密出産問題への取組みに向けてお話ししていただきます。 | |
【災害法制について】 | |||
11 | 災害法制について | 災害時に適用される様々な法制とその課題についてお話ししていただきます。 | |
12 | 被災者への法的支援の取組みについて | 中国地方を襲った水害被災者への法的な支援の取組みについてお話ししていただきます。 | |
13 | 熊本地震被災者の二重ローン問題への取組みについて | 熊本地震被災者の二重ローン問題への熊本県弁護士会の取組みを中心にお話ししていただきます。 | |
14 | 障がいのある被災者への支援について | 熊本地震や能登半島地震等での障がいのある被災者の状況を踏まえて、その支援の在り方についてお話ししていただきます。 | |
15 | 災害被災者への法的支援の在り方について | 災害被災者への法的支援の在り方についてお話ししていただきます。 |