「４１６ － 私たちがやったこと 未来へ伝えたいこと」

　この記録集の名前「４１６」は平成28年（2016年）４月の２度目の発災日に因みます。

　2016年4月14日の熊本地震発災後、学生や地域の住民の方が熊大グランド（通称「武夫原グラウンド」）へ多数避難されてきました。それを受け、熊大体育館を開放したのが熊本大学黒髪避難所の始まりです。4月16日発災後は、最大1,000名以上の避難者を収容しました。避難所は、自治体の協議により、4月30日正午をもって閉鎖されています。

　この避難所の運営は、4月14日から18日正午までの4日半、学生有志によって担われました。この記録集は、主にこの期間における学生の活動を記録したものです。

　なお、震災・台風被害という災害は、わが国のどこでも起こりうるものです。この記録集は、災害発生時の避難所運営参考資料として、災害復興政策がご専門の安部美和先生（現・東海大学教員）からご提供を受けたものです。

（大日方信春）

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