地域ガバナンス先導部門

ウクライナ支援活動報告(2022年10月1日)

※ 熊本大学法学部附属地域の法と公共政策教育研究センター(エルペルク)では、学生のボランティア活動も支援しております。

 熊本大学法学部GLCクラス2年生の野尻有紗さんは、この夏、日本財団ボランティアセンターにより全国から選抜された学生の一人として、ポーランドにおけるウクライナ難民支援活動に参加されましたが、現地では、自身の無力感にひどく打ちのめされたと言います。しかし、「何もできない自分」を見つめた後、そこから「自分にできることを熊本で」と、彼女は動き出します。積極的に自治体での支援活動などにも参加し、また自らが中心となってウクライナ難民のためにできることを模索しています。

 10月1日には、各種の地域ボランティア活動に参加しているボランティア実践(キャリア科目53)の履修者たちの前で、ウクライナ活動支援報告を行いました。ボランティア実践では、国内での支援の輪を広げる一歩として、また野尻さん自身の新たな国際支援のあり方を模索する活動の一歩として、当日の様子をご紹介します。

 なお、ボランティア実践のメンバーは、1月21日に国際ボランティア活動の一環として、地域に住む外国人などを招いてのイベントを熊本大学において実施予定です。

【追記】私たちは本当に「何もできない」のか。ウクライナ避難民の支援現場で見えたこと/The Volunteer Program for Ukraine Group1 ドキュメンタリームービー https://www.youtube.com/watch?v=JeHEf50DRaE

 発表冒頭にご紹介した動画です。小西遊馬(ドキュメンタリー作家/ジャーナリスト)さんが制作された動画が日本財団ボランティアセンター YouTubeチャンネルにて公開されています。ポーランドでは自分の無力さを痛感する日々でしたが、活動を通して「現地に行くことが全てではない」と確信しました。「熊本、日本でもできる支援」をこれから皆さんと模索し、行動に移したいです。