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地域紛争予防・解決部門

「非行少年に積み重ねられた被害と『被害』」をテーマに講演しました(2024年4月24日実施)

 本センター所属の岡田行雄教授が、熊本市植木文化ホールにて「非行少年に積み重ねられた被害と『被害』」(主催・植木町更生保護女性会)というテーマで講演しました。

 非行少年には、非行以前に、虐待被害、いじめ・体罰による被害の他に、言葉に出して被害を語ることができない「被害」などの、様々な被害や「被害」が積み重ねられており、それは、少年事件の捜査段階、家裁や少年院などの少年司法手続の段階、さらには社会復帰後にも積み重ねられることがあります。そうした被害や「被害」に私たちがどのように向き合うべきかを、講演では問いました。

 国には非行少年に積み重ねられた被害を除去する法的義務があります。したがって、私たちにも、非行少年の被害や「被害」を埋め合わせることが求められます。その前に、非行少年に積み重ねられた被害や「被害」について、非行少年から傾聴することが必要です。

 このような内容の講演について、参加者の皆さんからは、被害の埋め合わせに向けた支援のあり方について様々な質問をいただきました。

 このような機会をいただけたことに心より感謝申し上げます。

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