
本研究センター所属の倉田賀世教授(社会保障法)と九州地区を中心とする大学研究者による研究会(熊本社会法判例研究会)が、10月25日に開催されました。
今回は通算第115回目の開催となり、駒澤大学の原田啓一郎教授による「松戸市ALS介護保障訴訟」を題材とした研究報告が行われました。倉田教授のほか、良永熊本大学名誉教授、阿部久留米大学名誉教授、丸谷九州大学教授、河谷西南学院大学教授、西森熊本県立大学教授の6名が参加しました。
研究会では、ALSによる重度要介護者に対する障害者総合支援法に基づく給付の支給に関する行政処分の適法性を論点とした裁判例について、処分行政庁の決定に対する判断過程審査や、要介護者の配偶者の介護状況評価の妥当性等について検討が行われました。
*第1回から今回までの熊本社会保障判例研究会の開催記録はここからご覧いただけます。