学生リレーエッセイ

2015.05.07  <工藤 優輔(法学部3年)>

 みなさん、こんにちは。法学部3年の工藤優輔です。大日方先生のゼミに所属して、憲法を学んでいます。将来の夢はかっこいい弁護士です。東京の一等地に事務所を構えてウハウハしながら孤独な人の味方になるのが理想です。

 私は、小さいころから人付き合いが苦手で、本当はみんなと仲良くしたいのに、素直になれず、つい1人になって行動してしまうクセがありました。それは、中学や高校のころも変わらず、思春期も手伝って、

「もはや1人でいる自分、一匹オオカミみたいでカッコいいわ」

なんて厨二病に陥ったりもしていました。

 大学に入ってもそれは続くんだろうな、と思っていました。

 ところが、熊本大学法学部のみんなは違いました。「うっちーも飲みに行こうぜ!」「うっちーもごはん行こうよ!」と殻を作りがちな自分を何度も何度も誘ってくれました。誘われながら、何度心の中で涙したことか。「人ってあったかいな...」と人間が大好きになりました。

 そんな仲間の中に、山口くんという子がいて、彼が誘ってくれたのが熊本大学新入生サポートセンター(通称サポセン)というアルバイトでした。「法学部以外全員敵や!他学部の人なんておっかなくてバイトなんてできん!」という殻に引きこもり度全開の私でしたが、しぶしぶ面接を受け、何とか合格。加入という部署に配属されることになりました。

 その部署が楽しいのなんの。工学部、教育学部の同期に囲まれつつ、良い先輩、後輩に恵まれました。下の写真は先日行った長崎での写真です。

 私がサポセンの人たちと仲良くなれたのは、ひとえに山口くんのおかげです。彼には感謝してもしきれません。また、同期の鶴田くん、内山さん、能美さんとの出会いは、私の人生の幸福ランキング第1位の出来事です。私が志法会というサークルの会長になる決意が固まったのも、彼らとの出会いがあったからだと思います。

 サークルで色々と助けてくれる高瀬くん、法学部のいつものメンバー12人、同じ志を持つ仲間たち、頼もしい先輩、後輩に恵まれて、私の今があります。

「彼らに恩返しできることは何だろう?」

それが今の目標、将来の夢の原点でした。

 すべての出会いに感謝しつつ、残りの2年間でさらに自分を磨いていきます。

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