学生・教員リレーエッセイ

2015.12.07  <三谷 仁美>

 今回は、今月2日に行われた大学院説明会についてレポートしたいと思います。
 学生の皆さんの卒業後の進路は様々ですが、そのなかには大学院修士課程(博士前期課程)へ進学するという選択肢もあります(最短1年~最長4年)。現在、熊本大学には、法学部卒業後の進学先として大学院社会文化科学研究科があり、法学部の教員は「法学専攻」と「公共政策学専攻」で教えています。そして、それぞれの専攻には「研究コース」と「専門職コース」が設けられています。たとえば「法学専攻」について見ると、「法学研究コース」は研究者・企業法務担当者などの養成が、「法律系専門職コース」は税理士・社会保険労務士など高度専門職業人の養成が目指されています。
 今回、大学院の説明をしてくれたのは、皆さんの先輩にあたる法学部出身の院生と、大学院を担当している法学部の教員たちです。先輩院生からは、画像を用いつつ大学院での研究生活や日常生活・授業内容・修了後の進路などについて説明がありました。授業は3人程度の少人数で行われ、公務員や自治体議員の社会人院生、留学生と机を並べる研究生活は刺激的なようです。修士修了後は、博士後期課程への進学のほか、税理士事務所等の民間企業や会計検査院・東京都庁・熊本市役所などの行政機関に就職しています。教員からは、大学院で自分自身にもうひと磨きをかけて公務員になる意味についても話がありました。説明会の最後には、専攻ごとにざっくばらんに意見交換し合う機会が設けられ、出席した法学部生たちは、予定終了時間を超えても熱心に院生・教員と将来の進路について語り合っていました。
 大学院に関心を持っていたけれど、当日の説明会に参加できなかった学部生の皆さん!大学院の入試について知りたいことがあったら、大学院事務室(法学部事務と同じ場所)へ気軽に質問に行ってみてください。大学院事務室では、大学院の募集要項がもらえますよ!
 大学院の出願期間:2015年12月8日(火)~12月14日(月)
 大学院の試験日:2016年2月6日(土)
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