学生リレーエッセイ

2016.03.11  <後藤 健介(法学部4年)>

 こんにちは、4年生の後藤健介です。
 今回、卒業するにあたって思うことや言い残すことがあれば書いてくれと言われ人生で初めてエッセイなるものを書くことになりました。
 卒業まであと僅かとなった今、大学生活を振り返って一番に思うことは「あっという間だったなぁ」ということです。この4年間、いろいろなことで悩んだり躓いたりしましたが、思い返すと何故か楽しい思い出ばかり浮かんできてとても不思議な感覚です。
 このエッセイを読んでくださっているみなさんにも様々な悩みや不安があると思います。新入生はこれから始まる大学生活について不安になったり、上級生は就職活動や卒論など何をどうしたらいいのか分からないと行き詰まったりすると思います。
 でも大丈夫です。そーゆーのは全部意外と何とかなります。僕も何とかなりました。
 ありきたりですが、僕が立ち止まって沈んでしまいそうになった時、助けてくれたのは友達でした。僕は人に何かを相談したり悩みを打ち明けたりするのが苦手なタイプなので、彼らには「助けてあげた」という実感はないと思います。しかし、一緒にご飯を食べたり、温泉に行ったり、ひたすら部屋でダラダラしているだけで不思議と「もう一度頑張ろう」「とりあえず先に進んでみよう」と思えてきて乗り越えることができました。他にも、定期テストの度に毎回勉強を教えてもらったり、家に帰るのが面倒くさいといって家に押し掛ける僕を泊めてくれたり、夜中のドライブに付き合ってくれたり、、、、、友達みんなには感謝しかありません。
 そんな日々ももうすぐ終わり、これからは皆それぞれの道を歩いていきます。今までのように気軽に会いに行くこともできなくなるでしょう。もしかすると卒業式以降もう二度と会うことのない人もいるかもしれません。それでもこの先の人生で落ち込んだ時、ふとした瞬間に蘇る友達との思い出がまた僕を勇気づけてくれるのだと思います。
 このエッセイを書く機会をくださった大日方先生をはじめとして様々な助言をくださった先生方、いつも側で励ましてくださった先輩方、慕ってくれた後輩達、そして4年間ともに過ごした友達、僕の大学生活を支えてくれた全ての人に感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました。