学生リレーエッセイ

2024.10.17  <髙木ゼミ生一同(2024年10月17日)>

 子飼商店街では 3 か月に 1 度、第 1 土曜日に「子飼百円商店街」が開催されています。2024年9 月 7 日に、今年 2 回目の子飼百円商店街が開催されました。これと並行して、商店街近くの東子飼公園にて「ハッピー子飼フリマ」を開催しました。留学生を含む学生と、商店街・地域の人とが交流できるイベントをやりたいという地域の方々の想いを実現すべく、私たち髙木ゼミは、このフリーマーケットの企画・運営に携わらせていただきました。
 しかし、フリマ開催に至るまで、なかなか思うようにいかず、苦労した場面も多々ありました。まず、学生・留学生、地域の方を対象に出店者を募集しましたが、なかなか出店者が集まらないという問題に直面しました。 役割分担をしてそれぞれ準備を進める中で、情報発信班で、ポスター制作や SNS を利用した情報発信を試みました が、一筋縄ではいきませんでした。そこで、イベントの周知の難しさを痛感し、ゼミ全体でイベントの情報発信に力を入れることにしました。具体的には、ゼミ生による個人での呼びかけ・学内や商店街でのポスターの掲示などを行いました。結果、6 組の学生出店者を集めることができ、熊本学園大学附属高校の学生団体も出店してくださいました。また、出店者以外の学生からも、古着や雑貨などを 1 点から出店物として回収し、ゼミ生が代わりにフリマに出店するという、少ない出店数を補填する対策も行いました。他にも、夏休みに入るとゼミ全員で集まることができず、時間的な余裕がないという難しさもありましたが、4 年生主導のもと協力して作業に取り組みました。
 当日は午前班と午後班とに分かれ、細かく役割分担し、ローテーションでフリマの運営にあたりました。天気が良く、かなり気温も高い中、お子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の方々に来場していただきました。不手際で、正確な来場者数を把握できなかったのは心残りですが、地域の方々や出店者の方々の協力により、様々な交流があり、とても貴重な経験となりました。また、商店街も大勢の人であふれ、行列ができ、売り切れが続出するなどとても盛り上がっていました。私たち自身も商店街での買い物を楽しみ、商店街の古き良きものを肌で感じることができました。
 今回のフリマでは、地域住民の方の出店については、自治会⾧さんに取りまとめを行っていただいたため、地域の方とゼミ生との交流があまりできなかったことなど、反省点が数多くありました。しかし、普段の生活では得られないものを多く得ることができました。また、子飼商店街の活性化という大きな目的の実現に、少しでも寄与できたのではないかと実感しています。今後も商店街の方々の想いを大切にしなが ら、商店街の活性化実現のために、今回の反省を活かし、もっと自分たちが主体となって地域の方々と関わり、少しでも私たちができることを考えていきたいです。