Topics
  • ホーム
  • Topics
  • 2021年司法試験に本学部4年生 長野司さんが合格しました。

2021年司法試験に本学部4年生 長野司さんが合格しました。

2021年司法試験に、本学部4年生の長野司さんが合格されました。法学部在籍中の学生の司法試験合格は、1979年の法文学部改組以来初めてです。

下記、長野さんにお話を伺いました。

Q:法学部・法曹を目指されたきっかけを教えてください。

A:もともと他大学で哲学の勉強がやりたいと思っていましたが、前期入試で第一希望の大学に不合格になりました。熊大法学部は後期入試ですが、せっかく法学部に進学をするのであるならば、最難関の司法試験に合格したいと思い法曹を目指すことになりました。

Q:法曹を目指す過程で、困難はありましたか?
A:2年次に受験した1回目の予備試験では、短答式は合格したけど、論文があと少しだったので、手応えはありました。3年次に受験した2回目の試験では、合格の手応えはかなりありました。

Q:合格して誰に連絡しましたか?
A:最初は両親です。両親からの金銭面でのサポートや精神面での応援があったので、合格することができました。大学内では岡本洋一先生や徳永先生、河野先生に報告しました。

Q:法学部で面白いと思う授業を教えてください。
A:特論です。自分が考えていなかった見解を先生方が教えて下さって、新たな学びにつながりました。

Q:ほかには?
A:西洋法制史などの基礎法です。今まで現行法しか勉強してきませんでしたが、昔の法律も今のものに繋がっていると分かると面白かったです。あまりやってこなかった分野なので、やったら意外と面白いなと感じました。
あとは倫理学や哲学です。法学部でも教職課程用の科目がありますが、それを受講しました。もともと興味があったので面白かったです。

Q:長野さんは、今年司法修習に行かず、大学を卒業した後、来年の司法修習に参加すると伺いましたが、残りの大学生活何がやりたいですか?
A:卒論が書きたいです。今考えているのはエホバの証人の輸血拒否事件などの自己決定に係るテーマで書きたいと考えています。

Q:長野さんは3つの法律実務家のうち、裁判官になりたいと伺いましたが、なぜでしょうか。また裁判官になったら、どういった裁判官になりたいですか。
A:刑事訴訟法の判例を見て、自分ならこういう判決を下すのに...と思ったことが裁判官を目指すスタートでした。最後は自分で決められる裁判官に魅力を感じました。同じような事案に見えても、分析したら全く異なる結果になるかもしれない。将来は1つ1つの事案をよく見ることができる裁判官を目指します。

Q:熊大法学部を目指す、高校生に一言!
A:今の勉強を一生懸命しましょう。司法試験も自分で勉強する時間が一番長かったです。1人で勉強する力を大学受験で身に着けられるよう、頑張ってください。

長野さん1.jpg長野さん2.jpg

 









10月1日の熊本日日新聞でも紹介されました。

熊本日日新聞20211001.png