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法学検定試験において、ベーシックコースで全国1位、スタンダードコースで全国2位になりました。

 先日の2023年度法学検定試験合格者発表において、熊本大学法学部は、ベーシック〈基礎〉コースの合格者数の部門で全国1位、スタンダード〈中級〉コースの同部門において全国2位になりました。
  法学検定試験とは、公益財団法人日弁連法務研究財団と公益法人商事法務研究会が共同で組織した法学検定試験委員会が実施している法的知識・能力を問う検定試験です。法学検定ウェブサイトによると、ベーシックコースは「法学の初学者がまずはおさえていくべき基礎的なレベル」、スタンダードコースは「法学を学習する者が達成すべきレベル」とされております。試験は全国規模で実施されていて、大学の偏差値ではなく、大学でいかに法学を学んだか、それをどのくらい身につけているかを客観的に証明する資格として通用する検定試験といえるでしょう。
 熊本大学法学部では、各教員の研究に基づいて教育しております。また、それを体系化したものが法学部の教育課程(カリキュラム)です。学生はこの教育課程に沿って法的な知識を豊かにし思考力を高めております。法学検定は、学生にとって、日頃の授業の成果を客観的にはかる機会になっております。また、法学部としては、学生の受験結果を通して、本学の教育課程の検証をするひとつの指標ともなると考えております。そこで、熊本大学法学部では、この法学検定試験の受験を推奨し、合格者には受験年次に応じて単位付与をしております(熊本大学研究教育振興会会員には受検料等の補助もしております)。
 ベーシック全国1位、スタンダード全国2位という結果は、熊本大学法学部にとって、たいへん喜ばしい結果となりましたので、ここにご紹介させていただきました。なお、本年3月4日には、東京・法曹会館で2023年度法学検定試験の表彰式が開催されました。

* 熊本大学法学部は、2012年はスタンダードコースの合格率の部で全国3位、2019年にもスタンダードとベーシックのそれぞれの合格者数の部で全国3位になっております。
2019年については、こちらをご覧ください。同年には個人の部でも成績優秀者が出ました。


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法学検定表彰式 感想

 私が参加した法学検定の表彰式では、私と同世代の学生も多く参加していました。私が 1番印象に残ったことは、そのような学生の法曹への意識の高さです。式に参加した多くの学生は法曹プログラムに所属しており、2 年次で宅地宅建や、行政書士の資格を取ることを目標にしていたり、将来は法テラスで人の役に立ちたい、そのために今は勉強している、と言った将来の目標を決めていました。それ故に、自分の目標に向かうべき過程が明確になり大学生活において意欲を持って学習することが出来ているのだと感じました。私も、2年間熊本大学で法律を学ぶにつれ、法律学の魅力を大いに知ることが出来ました。私は法律関係の仕事ではなく、一般企業への就職を考えていますが、社会に出ても法律学で培った知識は当然、法的三段論法等の考え方は役に立つと思っています。私も今年の春休みから TOEIC の勉強を本格的に始めました。人は目標があることで自分がやるべきことが明確になります。それが法学検定に合格することや、法曹関係の仕事に就くことでも自分の好きなことでいいと思います。今回の法学検定表彰式で私は、目標を決め、人生の中で好きなだけ学ぶ時間を持つことができる大学生活において意欲的に学習に取り組みたいと改めて感じました。
                                    (S)

表彰式出席の感想と今後の学修の展望

 今回法学検定試験の表彰式に出席するにあたり、たくさんの刺激と今後の学習意欲を得ることができました。
 まず、他の表彰校や表彰者との茶話会を通して、未来の展望がはっきりしている人が多く、自身との違いを痛感しました。私は、まだ明確な将来の夢や展望を持っておらず、何のために学修をしているのか不明確な状態でありました。しかし、今回このような賞を頂けたことで、自身の努力が結果として現れる資格の取得に努めたいと感じるようになりました。自身の夢が定まっていないことを逆手に取り、どの分野でも活躍できるための勉強をしていきたいという意欲がわきました。特に、現在勉強しているものを活かせる宅地建物取引士と行政書士資格は何としてでも在学中に取得する所存であります。
 また、茶話会の中では法学検定試験委員の先生方ともお話する機会があり、法学の様々な分野に精通する方々から、勉強方法やご自身の学生時代の体験談等をお聞かせくださり、極めて貴重な経験をすることができました。
 今回の授賞式では、私自身の自信を高めるとともに、未来を切り開くために研鑽する覚悟を持つことができました。
                                    (M)

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