

【特長ある授業・受験生在学生向け】3・4年次配当専門科目「交渉紛争解決の法と政策」において、宮津航一先生(「こうのとりのゆりかご」当事者)が登壇されました
特長ある授業のご紹介第2弾として、3・4年次配当専門科目「交渉紛争解決の法と政策」をご紹介します。
本科目は、熊本で生じている社会的課題(紛争)を取り上げ、実際に当該紛争の解決に取り組んでこられた実務家や当事者の方々のお話を聞くことで、それぞれの問題の構造に関する理解を深め、解決に向けた取り組みを考えるというものです。取り上げるテーマは、毎年、法学部直系の大学院である人文社会科学研究部主催・法学部共催で開催されているシンポジウムからピックアップ。現代的なテーマについて、その問題に携わる方々とともに履修している学生さんに考えてもらうという、熊本大学法学部独自の授業となっています。
その中でも今年度は、「こうのとりのゆりかご」に預けられたご自身の体験をカミングアウトされるとともに、様々な環境下にある子どもたちの支援活動に学生として尽力されている宮津航一先生をお招きして、6月5日に特別授業をしていただきました。
特別授業では、宮津さんが「こうのとりのゆりかご」に預けられてから、現在に至るまでに体験されたことを前提に、すべての子どもには、自分の出自情報を知る権利があること、そして、それを保障するためには、「こうのとりのゆりかご」に預けられたり、内密出産で生まれたりした赤ちゃんの出自に関する情報がどのように管理されるべきなのかが重要になることなどを中心に、貴重なお話をうかがうことができました。*なお、この特別授業は、法学部研究教育振興会の補助を受けて開催しました。
2024.06.05
