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法学部の島村玲雄准教授が日本地方財政学会佐藤賞を受賞しました

 本学法学部の島村玲雄准教授の論文「オランダ住宅政策における住宅協会の変容と地方分権改革-1988年ヘールマメモを中心に‐」(日本地方財政学会研究叢書第30号、2023年3月)が、この度日本地方財政学会佐藤賞(論文の部)を受賞しました。

日本地方財政学会ホームページはこちらです。

島村先生(佐藤賞).jpg島村玲雄「オランダ住宅政策における住宅協会の変容と地方分権改革 -1988年ヘールマメモを中心に‐」

島村玲雄から一言
 本研究は,オランダの社会住宅供給を担う非営利民間組織である住宅協会が、1988年のヘールマ改革によりどのように変容したのか,地方分権改革との関係を踏まえて明らかにしたものです。
 日本において住宅政策は重要視されてこなかった一方で、欧州では社会保障の一つとして重要な政策であり、住宅価格が高騰する今日では新しい争点ともなっています。加えて、オランダの住宅の供給は国とも民間とも違う「住宅協会」と呼ばれる非営利組織が大半を担っていることから、国の住宅政策と非営利組織の関係がどのように形成され、変容したのか、ということが今回の研究の出発点です。
 この研究は熊本大学法学部に着任したときから研究していたテーマの一つで、法学部で自分の領域外の先生方から刺激を受けたことにより、研究内容が深まり、今回の受賞につながったと思います。
改めて熊本大学法学部の皆様に感謝申し上げます。