

蒲島郁夫氏による講演会を開催しました
2025年6月3日、熊本大学法学部1年次生を主な対象として、蒲島郁夫氏(東京大学先端科学技術研究センターフェロー、熊本大学名誉フェロー、前熊本県知事)による講演会「政治学を実践する」を開催しました。
講演会では、「政治学を実践」した政治学者である蒲島氏が、圧勝を目指した熊本県知事選挙で意識したことや県知事時代に取り組まれたことを皮切りに、県財政の再建を目指した「決断の政治」、県民の総幸福量の最大化を掲げた「目標の政治」、そして熊本県にとって「ダブルパンチ」であった平成28(2016)年熊本地震と令和2(2020)年7月豪雨災害を対象とした「対応と転換の政治」という3つの場面について、多くの資料を踏まえてご講演いただきました。また、自然災害からの創造的復興を超えて、今の熊本県が向き合っている経済の安全保障とTSMCについても語っていただきました。
さまざまな活動をされてきた中で、常に蒲島氏の心にあったのは、「夢を持って、逆境に立ち向かう」「夢に向かって、一歩踏み出す」こと。そのことを繰り返し、学生たちに語ってくださいました。
大学に入学して学問の道を踏み出し始めた1年次生にとって、とても刺激になる、貴重なお話を聞かせていただくことができました。ご講演いただきました蒲島先生には厚く御礼申し上げます。
2025.06.03
