

【特長ある授業・受験生在学生向け】当事者の声を聴き、学ぶ(横塚志乃ゼミ(政治科学、現代政治))
特長ある授業として、今回は横塚ゼミ(政治科学、現代政治)をご紹介します。
横塚志乃先生は、「日本社会と世界のマイノリティ問題」というテーマでゼミを開講されています。マイノリティというと、自分はあまり関係がないと感じる人もいるかもしれませんが、法律や政策の変化によって、また何らかの事情で新しい場所や環境に置かれることによって、誰しもがマイノリティになる可能性があります。それはすなわち、決して他人事ではないということ。そこで、横塚先生は、さまざまなバックグラウンドを持った人々が自分らしく平等に自由に生きることができる権利は、これからの多様性でインクルーシブな世界を作り上げていくために重要であり、この問題を真剣に考え解決に向けて取り組むことはこれからの社会には必要不可欠であるとして、広くマイノリティの問題についてゼミで学ぶとしています。
注目すべきは、その手法。文献を読むだけではなく、当事者の現場からの声を聴くことに重点をおき、毎回の授業で様々なマイノリティ問題に関する当事者の方に参加して頂き、ゼミ生との直接の対話の中で幅広い学びを提供しています。2025年6月には、大西一史氏(熊本市長)が参加され、熊本地震を通して災害対応や避難所の実態、そして女性や性的マイノリティ、外国人といった社会的マイノリティの方々が特に災害の際に直面する課題について、ゼミ生に対し講義と意見交換をしてくださいました。 文献調査に留まらず、マイノリティ問題に関する当事者の声を聴き、深く学ぶ横塚ゼミの詳細については、教員リレーエッセイもご覧ください。
2025.07.09
